さて、それではどうして迷惑メールが送信されるのでしょうか。
その理由はいくつか挙げることができます。
■1.安価な宣伝手段として
迷惑メールは電子メールを利用して配布する広告ですから、費用をほとんどかけずに無差別かつ大量に配布することが可能です。
よって商品やWEBサイトの安価な宣伝手段として迷惑メールを送信する業者が存在し、大量の迷惑メールが届く原因となっています。
■2.有効な電子メールを確認する方法として
迷惑メール業者の中には、インターネット上で収集した電子メールアドレスに対して無差別に電子メールを送信し、返信があったものを有効な電子メールとしてリストに保存し、他の迷惑メール業者にそのリストを販売する業者が存在します。
つまり、有効な電子メールアドレスのリストを作成して販売することで利益を得ている業者が存在するため、返信を促す内容だけの迷惑メールが大量に届く原因となっています。
■3.ウイルスの配布方法として
知り合いや正当な業者を装って、ウイルスを含むファイルを添付した電子メールを送信し、受信者が誤って添付ファイルを開くと、ウイルスに感染してしまうタイプの迷惑メールが存在します。
感染してしまうと、例えば、受信者の知らない間に、コンピュータ内に保存されている情報を次々に特定のメールアドレスに対して送信するようなウイルスが存在します。
つまり、違法な手段で情報を収集する目的で送信される迷惑メールであり、迷惑メールとしては最も悪質なものです。
■4.愉快犯
前のページでも書きましたが、チェーンメールと呼ばれる、ある情報を世に広く流布させることだけを目的に無差別に送信される迷惑メールがあります。
これには、存在しない芸能人のスキャンダルを流布する目的のものの他に、都市伝説を流行させるために送信されるものなどがあります。これらは基本的に送信者が、自分の流した情報が世の中に広がって反響を呼ぶことを楽しむためだけに送信されるものです。
迷惑メールとしての罪は軽いですが、受信者にとって迷惑であることには変わりありませんね。「行方不明者を捜すために、このメールを出来るだけ多くの人に転送してください」……といった内容のメールが来ても、絶対に転送しないようにしましょう。インターネットの限られたトラフィック(データ総受信量)を無駄に浪費してしまうだけですので。